教育 Feed

2020年12月 2日 (水)

何気ない会話

 ある日、父と娘が自動車に乗っていました。前に見えるのは伊豆ナンバーの車です。その時の会話です。父「伊豆ナンバーだね。伊豆から旅行にきたのかな?」娘「そうじゃない。紅葉が綺麗だから」父「でも伊豆の方が綺麗じゃない?温泉もあるし」娘「きっと旅行が楽しいんだよ。もしかしたら伊豆から引っ越してきた人かもしれないよ」父「そうだね。そういうこともあるかもしれないね。」

 何気ない会話ですが、この会話のなかには「他人が考えていることを想像しながら話している。」「互いに相手の考えを尊重している。」内容が含まれています。これは一例ですが、日常の事柄をとらえて、たくさん話をすることが親子の絆を深めることになったり、想像力、思考力、判断力を鍛えることになったりします。ぜひ家族でたくさん会話をしましょう。

2020年11月17日 (火)

発表会の練習が始まりました。

今年の発表会は中央公民館ではなく、幼稚園で12月4、5、6日の3日間学年ごとに実施します。今年度、保護者に見ていただく行事ははじめてという

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ことで子供たちはその日に向けてはりきって練習しています。解決しなくてはならない点はたくさんありますが、試行錯誤しながら、幼稚園での充実した発表会にしたいと思います。写真は練習をしている様子です。

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2020年11月13日 (金)

なかよしタイム

12日、13日なかよしタイムを行いました。本来「なかよしタイム」

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は縦割り遊びとして、異年齢児の交流をねらいとして実施していました。今年は、新型コロナウイルス感染予防のため、学年ごとに実施しています。異年齢交流のねらいからははずれますが、ルールを守って遊ぶと楽しいという体験をしたり体力づくりをしたりすることをねらいにして実施し、子供たちにとっては楽しい時間となっています。

 内容は動物に変身(ペンギン、ウサギ、カンガルー)フライパンリレーでした。最後になか当てをして遊びました。

nakaate.MOVをダウンロード

Kangaroo.MOVをダウンロード

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2020年11月 4日 (水)

保育の質向上と感染対策という2つの課題

 神川幼稚園では、保育の質向上を目指して様々な教育活動を行っています。幼稚園には、保護者と一緒に計画し、実施し、楽しみ、感動し、次に向かっていくというように質向上を目指していく行事がたくさんあります。それらが今まで通りにはできないのが今のコロナ禍の現状です。

 「保育の質向上」も「感染対策」も両方とも大切な課題です。これからは、地域の状況を適確に把握し、両方のバランスをとりながら保育をしていくことについて知恵を出していかなければならないと考えています。今まで通りの枠の中での質向上ではなく、感染予防の中での質向上を目指していきたいと考えています。そのためには、職員でねらいからすべての保育を見直し、保護者の方にも一緒に考えていただき、新しい保育を実施したいと思います。

 感染対策については、毎日の家庭での健康チェック、幼稚園でのアルコール消毒など園内にウイルスが入り込まない対策を十分に行い保育を行うことが必須条件です。それに加えて「三密」を避ける対応をとっています。しかし、保育に「密接」は必要な要素です。密接になる場面ではマスクを着用しています。今まで「密集」になっていた活動は外で行い、「密閉」になる状況は作らないで保育を行い、給食はアクリル板で作ったセパレーターを使用しています。また、おもちゃや教室などは殺菌・消毒を行い安心して過ごせるよう環境を整えています。

 その上で、保育の質向上の取り組みです。例えば納涼祭です。以前は保護者と一緒にお祭りを楽しむ行事で、子供たちは踊りと神輿担ぎの練習をして望みました。今年度は保護者と一緒の納涼祭は中止し、納涼祭ごっことして行いました。内容については、楽しみにしていた神輿担ぎ、踊りはそのまま残し加えて他の学年の子供たちに楽しんでもらうために自分たちでゲームを考えて作ったり、保育者が店員になってお店やさんこっこをしたりしながら楽しい時間を過ごしました。今までの納涼祭よりも考えたり、創ったりする機会が増えました。運動会は、2日間同じ内容で実施しました。幼稚園としては1日目に写真、2日目にビデオとりを行って保護者に提供するということが可能になり、子供たちには負けても次に挑戦する気持を高め、再挑戦をする経験をさせられました。

 これからもコロナを乗り越える保育を職員・保護者で考えコロナ以前より充実した保育にしていきたいと思っています。保護者の皆様には今後ともご協力をよろしくお願いします。

 

 

2020年10月30日 (金)

ハッピー ハロウィン

今日はハロウィンパーティでした。5歳児が作った

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ジグゾーパズルや、パターゴルフゲームで3歳から5歳までの全員が時間を決めて遊びました。また、壁の飾りつけは4歳がつけてくれました。他にも「トリック・オア・トリート」と声をかけてお菓子をもらったり、楽しく過ごすことが出来ました。

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おもちゃの消毒

おもちゃの消毒をしました。天日干しと紫外線殺菌庫を使っての消毒です。神川幼稚園では教室の消毒やおもちゃの消毒を毎日行っています。

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2020年10月 9日 (金)

体操教室

10月5日5歳児は上里町にあるビジョン体操教室へいって、楽しく

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体を動かしてきました。前回は指導者の方に幼稚園へきていただいて指導をしていただきました。今回は体操教室までみんなで出かけてそこにある体操用具や器具を使っていろいろな体験をしました。ブリッジや高い台からのジャンプ、トランポリンの上でのいろいろな動作など楽しくあっという間に時間が過ぎました。今日の教室では

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柔軟性や空中でのバランス、着地したときのバランスなど怪我をしにくい体作りのきっかけになったとともに体を動かすことが楽しいと感じることができたのではないかと思います。

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2020年10月 6日 (火)

レオと楽しく遊ぼう

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  10月2日、神川幼稚園に埼玉西武ライオンズのレオとブルーレジェンズのカンナさんがきて一緒に遊びました。ブルーレジェンズとマスコットのダンス体験をしImg_3282_2たり、手洗い促進パフォーマンスとして手洗い体操をしました。また、カンナさんとレオの楽しいやりとりをみたり、レオのかっこいいバック転に感動したりして楽しい時間を過ごすことができました。そして最後にはレオから素敵なプレゼントをいただきました。子供たちにとって思い出に残る体験でした。

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2020年9月18日 (金)

運動会練習

 毎日運動会の練習で、歓声が上がっています。今年は保護者の

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参観や親子競技はありませんが、幼稚園の中だけで運動会をします。前向きにいつもの年よりもっとがんばる運動会になるよう取り組んでいます。
 夢中になって取り組むことで子供たちの力は飛躍的に伸びます。心が体を後押しします。そしてみんなで一緒に頑張ることで、一人では発揮できない力を発揮します。これを繰り返しながら大きく成長してほしいと願い子供たちだけの運動会を計画しなおしました。
 保護者の皆様には、後日DVDを作成しますので、お子様の頑張っていた姿を一緒にご覧になって、楽しんでいただければと思います。

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あとから伸びる子(その2)

 私は中学校で数学の教師をしていました。今、非認知能力の大切さについて考える中で、数学の学力に関してその通りだなと思うことが多くあります。今回はこのことについて書きたいと思います。
「わかる」「できる」ということだけを考えてみると、わかる子、できる子はすいすいと問題を解決して正しい答えを出します。これは「認知能力」が高いということになります。わからない、できないけれど何とかそれを解決しようと頑張る子もいます。この場合、認知能力は低いが非認知能力は高いということになります。


 認知能力が高い子供に、より難しい問題を出します。この時、自分でできないと思うとすぐ諦めてしまう子供がいます。この子供は認知能力が高いが非認知能力は低いということになります。このタイプをAタイプとします。逆に認知能力は低いが諦めずに頑張る子供をBタイプとします。
 AタイプとBタイプを比べてみたいと思います。Aタイプの子供はできる問題はよくやるが、できない問題になるとすぐにあきらめてしまいます。実際できてしまうことが多いのでできないということに向き合う訓練ができていない傾向があります。このタイプの子供はだんだん数学が苦手になってきます。
Bタイプの子供は自分でできない問題があると、粘り強く挑戦しようという気持ちがあり、それが大切という価値観があるので、別の角度から考えたり、進んで教わりに行ったりします。時間もかけているのでわかったときにはほとんど問題も覚えています。わかったときの喜びも大きいものがあります。
Bタイプの子供は最初のころは、Aタイプの子供に認知能力としては劣りますが、だんだん時間がたつにつれて認知能力でもAタイプを追い越していきます。これが後から伸びる子の特徴かと思います。
目指すところは認知能力が高く、非認知能力も高いという子供ですが、仮に認知能力が低くても非認知能力を高める指導をしっかり行っていくことで認知能力も高まっていきます。


 非認知能力が高いと後から伸びていく子供になるということを一例をあげて書きました。今は「諦めずに頑張り続ける力」という非認知能力を取り上げましたが、様々な非認知能力があります。それらが、学習や社会生活を営む上で大切なことになってきます。いずれにしても人生の大きな基盤となる力ですので、神川幼稚園ではこの力を高めて小学校に送り出したいと考えています。