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2020年11月 4日 (水)

保育の質向上と感染対策という2つの課題

 神川幼稚園では、保育の質向上を目指して様々な教育活動を行っています。幼稚園には、保護者と一緒に計画し、実施し、楽しみ、感動し、次に向かっていくというように質向上を目指していく行事がたくさんあります。それらが今まで通りにはできないのが今のコロナ禍の現状です。

 「保育の質向上」も「感染対策」も両方とも大切な課題です。これからは、地域の状況を適確に把握し、両方のバランスをとりながら保育をしていくことについて知恵を出していかなければならないと考えています。今まで通りの枠の中での質向上ではなく、感染予防の中での質向上を目指していきたいと考えています。そのためには、職員でねらいからすべての保育を見直し、保護者の方にも一緒に考えていただき、新しい保育を実施したいと思います。

 感染対策については、毎日の家庭での健康チェック、幼稚園でのアルコール消毒など園内にウイルスが入り込まない対策を十分に行い保育を行うことが必須条件です。それに加えて「三密」を避ける対応をとっています。しかし、保育に「密接」は必要な要素です。密接になる場面ではマスクを着用しています。今まで「密集」になっていた活動は外で行い、「密閉」になる状況は作らないで保育を行い、給食はアクリル板で作ったセパレーターを使用しています。また、おもちゃや教室などは殺菌・消毒を行い安心して過ごせるよう環境を整えています。

 その上で、保育の質向上の取り組みです。例えば納涼祭です。以前は保護者と一緒にお祭りを楽しむ行事で、子供たちは踊りと神輿担ぎの練習をして望みました。今年度は保護者と一緒の納涼祭は中止し、納涼祭ごっことして行いました。内容については、楽しみにしていた神輿担ぎ、踊りはそのまま残し加えて他の学年の子供たちに楽しんでもらうために自分たちでゲームを考えて作ったり、保育者が店員になってお店やさんこっこをしたりしながら楽しい時間を過ごしました。今までの納涼祭よりも考えたり、創ったりする機会が増えました。運動会は、2日間同じ内容で実施しました。幼稚園としては1日目に写真、2日目にビデオとりを行って保護者に提供するということが可能になり、子供たちには負けても次に挑戦する気持を高め、再挑戦をする経験をさせられました。

 これからもコロナを乗り越える保育を職員・保護者で考えコロナ以前より充実した保育にしていきたいと思っています。保護者の皆様には今後ともご協力をよろしくお願いします。

 

 

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